
こんにちは。ベビーマッサージインストラクターの資格を持つきょんです。
生後間もないまだ寝てばかりいる赤ちゃんは、自分ではうまく身体を動かすことができませんよね。
言葉で自分の気持ちも表現ができません。
「本当は思いっきり背伸びしたいんだけど~!」
「そけい部つまってる感じするわ~」
「あ~足裏マッサージいきた~い」
「最近ママに触られてなくて欲求不満~」

なんて本当は思っていたりして??(笑)
そんな動いてみたい(かもしれない)し、大好きなママにいっぱい触ってもらいたいという赤ちゃんのために、お母さんが愛情を込めて身体を動かすお手伝いをしてあげたりなでなでしてあげることを「ベビーマッサージ」と言います。
実は赤ちゃんよりもお母さんの方に効果が大きいと言われるベビーマッサージですが、赤ちゃんの方にはどのような効果があるのかまとめてみました。
一言でいうと、心と身体、そして頭(脳)によい影響があると言えます。
赤ちゃんへの効果その1ー心に◎

肌に触れられることで、安心感が生まれます。自分や周りの人に対する信頼感を育んだり、精神が安定すると言われています。安心すると機嫌がよくなったり、眠りも深くなりますよね。
肌にふれられて安心しているとき、愛情ホルモン・幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」がたくさん体内に分泌されます。「オキシトシン」は生まれて間もない子どもが成長するために必要不可欠なホルモンと言われています。
効果を長続きさせるためには、日常的にくりかえし分泌させることが必要です。
そのため、毎日たくさん赤ちゃんに触れて全身のツボを刺激してあげられるベビーマッサージを行うことは、赤ちゃんの精神安定に大きく役立ちますね。
赤ちゃんへの効果その2ー体に◎

前述したように、触れることで副交感神経を刺激しオキシトシンが分泌されると心が安定するため、寝つきがよくなったり、ぐっすり眠れるようになります。
そうすると成長ホルモンの分泌が促進されます。
また、副交感神経を刺激すると免疫効果が高まります。
その他、排便を助けるお腹のマッサージなどをすることで、食欲が増し、体重も増加するというデータが出ています。
赤ちゃんには、たくさん寝て、風邪など引かずに丈夫な子に育ってもらいたいですよね!
赤ちゃんへの効果その3ー頭(脳)に◎

「皮膚は、第2の脳」と言われるように、皮膚への刺激は脳へダイレクトに伝達されるため、脳を育むには皮膚を刺激することが近道と言えます。
皮膚にある感覚が外部から刺激を受けると、「刺激を受けたよ」という信号が脳に伝わり、脳で整理された結果「明るい」「いい匂いがする」「痛い」などを知覚していくのだそうです。
赤ちゃんは、愛情あふれる刺激があるほど脳が発育します。
参考文献:はじめてのベビーマッサージ 大坪三保子監修、脳と身体にいいことずくめのベビーマッサージ 山口創 山口あやこ著
まとめ
- 肌のふれあいや全身のツボ刺激により、心(精神)が安定する。
- 副交感神経を刺激することで、免疫効果が高まる。排便を助けることで食欲が増したり、睡眠が深くなるため成長ホルモンが出る。
- 皮膚を刺激することで、脳の発育も助ける。
つまり、個人差はありますが心と身体、そして頭(脳)の全てによい影響があるのがベビーマッサージです。
ご興味のある方は、本でやり方を学んでみたりお近くの教室等でお試ししてみてくださいね。
Thank you.
