保育士求人サイトを物色していると、求人広告に、ある共通点を見つけました。
それは…
保育士の資格さえあれば、英語は少し話せるだけでOKの求人が多いということ!
私自身は、たまたま元英語講師のため「英語を活かせる」求人も検索の対象にしていました。
インターナショナルプリスクール等は、基本的には英語で全てのカリキュラムをこなすわけですから、当然英語力の高さが求められるようです。
一方で、英語教育に力を入れている一般の保育園や、インターナショナルという名前がついていても、英語力が高い人よりも、英語力はそこそこでいいから保育士資格を保有している人の方が求められているようです。

とっても意外!流暢に英語が話せる日本人保育士じゃないとだめなんだと思っていたよ!
簡単な英語ができればOKという求人の一例
実在する求人案件をいくつかピックアップしました。名前は伏せます。
例1:○○プリスクール
働きながら英語が学べます!
応募要件:保育士資格
例2:××インターナショナルスクール
最初は簡単なやり取りができるだけで大丈夫!子どもたちと一緒に毎日英語環境に身をおくことで英語力を伸ばしていきましょう!
応募要件:保育士資格 簡単な英語でコミュニケーションが取れる方
例3:英語学童保育
英語ができなかった職員も、勤めているうちに日常レベルの英語を話せるようになったりと…
応募資格:保育士資格をお持ちの方、取得見込の方、 英語のスキルを活かしたい方 ※日常会話レベルであればOKです!
例4:英語教育がある保育園
お仕事は保育補助なのでご安心ください。毎日ネイティブの外国人講師が行う 英語教育があります!
応募資格:保育士資格は必須です!

一部、英語力あれば保育士資格はいらないから問合せして!という会社もありましたが、基本的には逆が多かったです。
それもそのはず。
基本的には、英語のレッスンや活動などはネイティブ教師・講師が行うんですよね。
そうすると、そのサポート役である先生(保育士)はある程度英語が分かるだけで良いわけです。
業務内容は日本の保育園・幼稚園とほぼ同じで、クラス運営や行事の準備。
特に求められているのが日本語での保護者対応ですね。
ここは特に外国人教師・講師にはできないところ!

アピールするなら
・だれとでも(外国人とでも)うまくやれること
・コミュニケーション能力の高さ、保護者や顧客対応の経験
・英語に興味があり勉強している
というところでしょうか。
保育士資格を持ってはいるけど経験が少ないまたはブランクがある…など、少しハンディがあると感じている方が求人に応募する際には「英語が少しできる」というセールスポイントがあると、より就職がスムーズになるかもしれませんね!
大手保育士専門求人サイト・エージェントではどれくらい求人数があるか調べてみました!(2020年調べ)
フリーワード「英語」だけでヒットー保育士バンクー全国で4028件
「インターナショナル」や「英語保育」というワードだとぐっと少なくなりますが、英語に力を入れている求人が見つかります。お好みの求人サイトで探してみてください!
ジョブメドレー214件保育士ワーカーは「インターナショナルスクール」だけでも358件という結果になりました! 東京や大阪といった大都市では求人は多いですが、地方は少な目でした。
英語ができる、使える保育士への待遇は?手当は?
保育士資格の他、英語系の資格(TOEICなど)を取ると手当がでる施設もあります。ただ、全体的に通常の保育士さんよりもすごくお給料が高くなるということはなさそうです。

ネイティブの先生の方が、ネイティブ手当がついていてお給料が高そうだったよ~しょうがないけどね💧
ただ、園によっては欧米文化に合わせてサービス残業はないといった、日本の保育園の悪しき慣習のようなものも少ないところもあるようです。
保育士資格の他にあると役立つ可能性がある英語資格については以下の記事をご参考ください☟
おわりに
求人を探せば探すほど、敬遠されがちなインターナショナルスクールやプリスクールなど英語系の保育園が、未経験者やブランクがある人、年齢がある程度上の30~50代くらいへ門戸を広く開けているかも…と思いました。
英語にあまり抵抗がない方で、保育経験にはあまり自信がないという方は、ぜひ英語系の園への就職や転職にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました☺