きょんです。元英語講師です。最近、衰えてきた英語の力を再び伸ばすべく猛勉強を始めたところです。
本気で英語学習をスタートする前に、まずは自分の現段階の英語力の確認のためにいくつかのオンラインテストを受検しました。
一般英語はEF SET、ケンブリッジレベルチェック
TOEIC系はZ会のレベルチェックとSANTA TOEIC
これらは全て無料!
実は自宅でオンライン受検ができて、結果がすぐにわかる無料のテストはかなりの数存在しています。
さて、有料のオンライン英語テストといえば…メジャーなものはCASEC(キャセック)ですよね。
有名大学や、楽天など国内の大企業が社内英語教育や英語力チェックとして導入していることで有名です。
英語のコミュニケーション能力を計るテストです。
もちろん、お金を払うことなく英語力チェックができるにこしたことはないのですが、有料テストには無料にない良さがあります。
まずはCASEC(キャセック)について簡単に説明しますね。
英語コミュニケーション能力判定テスト「CASEC(キャセック)」オンライン英語テストCASEC(キャセック)について
「英検」が基礎開発したオンラインで英語コミュニケーション能力を測定するテストです。
- 24時間いつでも自宅で受検が可能(要ネット環境)
- 試験時間は40分~50分で、詳細な結果がすぐにその場で表示される
- 英検・TOEICL&Rテストとのスコア換算もできる
- 受験料3,667円(10%税込)
- 累計受験者2019年3月末までで229万人
この程度なら無料のオンラインテストでも良さそうに感じますが…次はCASECのここがすごい!というポイントを説明しますね。
CASECここがすごい!ポイントは2つ
TOEICのような紙テストと違い、自分のレベルにあった問題が出る
視力検査のようなもの…と公式サイトにも書いてありますが、いわゆる「適応型」テスト。
1問正解すれば、次の問題は難しい問題が自動的に出題され、不正解ならその逆…といった調整がされます。
つまり、初心者の方でも難しくて全然わからなかった…しんどすぎた…ということがあまりないということ!
スコアの証明書がプリントアウトでき、履歴書に添付できる
テストが終了したその場ですぐに詳細なスコアレポートが表示され、今後の学習に対するアドバイスももらえます。特にすごいのが、スコア証明書をプリントアウトできることです(英語&日本語どちらもPDF)
レポートはTOEIC以上に詳細です。英語学習者はこのレポートをもらうために1度はやってみてもいいかも。
TOEICや英検と違い、やや知名度では劣るCASECですが…
「CASECって何?知らないねえ」という面接官も、立派なスコアレポートを添付することで、目をひくため興味を持ってくれるはず!
公式スコアレポートのサンプル
※以下、私のスコアレポートですが参考になれば幸いです
●履歴書添付用スコアレポート(縦1枚)
●パフォーマンスフィードバック(縦2枚)
他のCASEC受験者との比較や、今後の学習へのアドバイスが載っています。
●CAN-DOレポート(横3枚)
今のスコアだと英語ででどんなことができるのか、逆にスコアが上がっていくにつれて、どんなことができるようになるのあか具体的なイメージができる詳細な表。
無料VS有料オンライン英語テスト
無料(EF SETなど)
◎ここがいい!
- 無料テストは当然お金がかからないため、何度も気軽に受けられます!
△ここが気になる!
- 無料英語テストをオンライン上で提供している会社が、なぜ無料で提供できているのでしょう。自社の有料コンテンツや英語学校への入学につなげるのが目的のところが多いです。
- 問題が常に同じテストではレベルチェックになりません。(ケンブリッジやZ会)
- 無料のEF SETの50分テストは問題が更新されます。履歴書にも記入OK、証明書もプリントアウトできますが全て英語といところがネック。日本の企業に履歴書を提出する際は要注意です。
有料(キャセック)
◎ここがいい
- 緊張感があります。無料なら「またやればいいや~」という気持ちになり結局テストの途中で中断してしまうことも!!
- CASECでも自宅受検のため、会場受検よりは緊張感は少ないですが、それでも3,600円以上も払ってるんだから最後まで集中してやりきることができます。
- 先ほども言ったようにスコアの証明書が履歴書に添付ができます。しかもすべて日本語(英語版もあり)で詳細に書いてあります。
△ここが気になる!
- 当然お金がかかること(3,667円税込み)ただ、TOEIC公式テストを会場受検するよりは安いですが…
CASECのテスト出題内容についてと感想
今回初めて実際に受けた感想は「あ~TOEICL&Rよりも楽~~~しかも楽しい!!」の一言です。
まず、公式HPのテスト概要をさくっとご覧ください☜ここに出題内容や問題形式が書いてあります。
とにかく一問一問が短いし、もちろん1問毎にタイムリミットがあるため緊張はするのですが、それでもTOEICよりも集中して長い英語を聞いたり読んだりする必要がないし、たった40分で終了したので疲労感0でした(笑)
なんと会話文の横には挿絵が!テストというより英語クイズ~!みたいな感覚でサクサク解けます。
ちょっと困ったことは、セクション4のリスニングのディクテーションのところ。
引用:CASECテストサンプル問題
「え!!こんなのあるん?TOEICと全然違うじゃん、聞いてないよ~」となる人もいると思います!
英語を聞いてキーボードで打ち込むのですが、慣れないとアワアワしますよ~!
スタディサプリイングリッシュの日常英会話コースをやってる方は「ディクテーショントレーニング」をしているから慣れてるかもしれませんね。
CASECはTOEICL&Rテストに似てる?違いは?
正直、TOEICとは試験時間だけでなく、問題の内容もだいぶ違います。多少…似てる問題も出てきますが…💧
TOEICのようにビジネスで使う英語はほとんど出てきませんでした。本当に英語のコミュニケーションの能力をはかるテストだと思います。日常対話がメインです。
これでTOEICスコアとの目安の点数が出ていいのだろうか…と思っちゃいましたが、2万人近くのデータで分析したTOEICスコアとの相関関係の資料を見ると、スコア目安対応表はやっぱり正しいようなんです。だからCASECを受けると、自分がだいたい今どれくらいのTOEICスコアがとれるかわかりますよ!
オンライン英語テストを受ける前にやっておくこと
こ有料・無料にかかわらずオンラインテストを家のPCで受験する前にやっておくべきことをリストアップしました。
音量調整
本番前に音の確認をしたのにも関わらず、始まってから聞きづらいな~と思うことが実はけっこうありました!
PCの場合は、モニターの右下の音量マーク等で簡単に調整できますがそこを最大にしても聞こえづらいことも💦
ウィンドウズならPCの設定画面からシステム→サウンド→マスター音量でできるだけ大きくしておくと安心です。
メモ帳とペンの用意
オンラインテストは、問題が手元に残りません。後で復習や答えの確認をするために、テスト中に出てきた単語などをさっとメモできるといいですね。
スマホの電源切る
自宅でうけるテストは、会場テストと違って気が緩みがち。スマホの電源を切っておかないと、途中で鳴ってしまった時に集中力が途切れてしまい、実力が発揮できません。
お茶をこぼさないようにする
こちらも自宅受検ならではの気の緩みによるトラブルです。お茶を飲めるのはありがたいですが、PCにこぼさないように蓋つきのものにするなど工夫が必要です。
おわりに(本音です)
この記事を書いた理由は、このブログに英語関係の記事が増えてきたので、プロフィールに私の英語スコアを書こうと思ったたからです。
TOEICはしばらく受検していないため次回にまわして…
現在の英語力を書くのに今すぐスコアが知りたかったため、オンラインテストを無料・有料かかわらずいくつか受けたのですが…
どうしても無料テストの英語スコアの結果はプロフィールに書けないんです!!
ただのブログのプロフィールにさえ、無料テストのスコアは書きたくなかった…
自宅受検のCASECもTOEICや英検の正式テストと比べたら、知名度も信憑性も厳しいところだとは思いますが(笑)
日本人英語学習者にはある程度CASECは知られていると思うので、結局CASECスコアをブログプロフィールに載せました。
無料テストは、あくまでも個人的な自分のレベルチェックや英語の先生への証明のために利用するものなんだなあ…と改めて実感したきょんでした。
オンラインで英語の力をチェックしてみたいという方は、ぜひ無料だけでなく有料のCASECも受けてみてくださいね!詳細レポートがためになりますよ☺
Thank you.