【📝この記事の内容】
- 保育士試験は前期と後期では難易度が変わるとしたらどちらが難しいのかを考える
- 保育士試験の直前(2週間ほど前)に、直近5回分(平成29年~31年分)の過去問を模擬試験としていっきに解いた結果
- この結果を受けて気付いたことと、試験勉強への取り組み方について
保育士試験の前期と後期、難しいのはどっち?
受験を考えている方にとっても、とても気になる問題ですよね。
これに関しての結論を先にお伝えしますね。
保育士試験は、毎回難易度が変わります。
前期と後期のどちらが難しいかは、その年によって違います。
SNSで有名な先生によると「前期の筆記試験の合格者数によって、後期の問題の難易度を変えている」そうです。
つまり、前期の問題が難しく合格者数が少なかった場合は後期の問題が易化するため、チャンスということですね。
もちろん逆もありえますよね。
今あなたが保育士試験受験の検討をしていて、急いでいないのであれば、その年の前期試験の結果を待ってみてもいいでしょう。
ただ、前期試験の合格者が少なかった場合には後期の試験の難易度は上がるということになるので、また後期試験をスキップしたくなります。そうすると、いつまで経っても受験できなくなってしまいます。
前期後期の難易度などは気にせずに、直近の試験を受けてみるしかないですね‥。
さて、この前期後期の難易度操作についてや、難易度が毎回違う試験ということを知ってしまうと、本当かどうか検証したくなるもの。
そこで同じ知識レベルの状態で、いっきに5回分の過去問を解いてみましたので、結果を公表します。
過去問5回分の結果一覧
数字は正答数です。(赤字は6割以下。不合格になりうる正答数)
実施日 | H31前/10.10 | H30後/10.8 | H30前/10.3 | H29後/10.4 | H29前/9.5 |
保心 | 14 | 14 | 15 | 14 | 17 |
保原 | 13 | 12 | 15 | 15 | 13 |
児福 | 8 | 12 | 15 | 12 | 13 |
社福 | 11 | 15 | 10 | 11 | 13 |
教原 | 4 | 5 | 9 | 9 | 6 |
社養 | 7 | 3 | 5 | 9 | 5 |
保健 | 12 | 12 | 13 | 15 | 16 |
栄養 | 18 | 16 | 15 | 15 | 11 |
保実(5問無効) | 12 | 12 | 12 | 13 | 14 |
平成29年前期以外の4回分は、本番前の10日の間でいっきに解きました。
つまり当時の私の知識レベルは、ほぼ同じのはずです。(10日間でそんなに知識は増えないとして)
上のデータは、私一人の結果ですし自宅で解いたので必ずしも本番と条件は一緒ではありません。
私の知識レベルと、過去問との相性もあると思います。
ただ、試験の難易度が毎回同様ならば、以上の表のような点数のばらつきはないはずですよね‥
この結果から、いかに保育士試験の難易度が毎回異なるかということがわかります。
本当に毎回全然違うんだな~。
前期と後期で難易度は違う
H29年の前期で社会養護と子どもの食と栄養の2科目が不合格点だったのが、後期では二つとも合格点。
H30年でが前期後期の著しい点数差はなし。
H31年の前期では、3科目が不合格点。後期(令和元年)では全ての科目が合格点でした。
各科目の難易度は確かに一定ではなさそうです。
前期の難易度が高いと、やはり後期は多少易しくなっている感じがする・・というのが個人的な印象です。
※追記:ちなみに…令和元年後期受験した本番の結果はこちら⇊前期はH31年の模試結果参考。
実施日 | 令和元年後期10/19・20 |
保心 | 15 (75点) |
保原 | 18 (90点) |
児(子)福 | 15 (75点) |
社福 | 12 (60点) |
教原 | 7(35点) |
社養 | 9(45点) |
子保 | 14(70点) |
栄養 | 13(65点) |
保原 | 15 (75点) |
私が受験した年の前期はかなり難しかったですが、後期はおかげで無事に合格できました。
保育士試験の難易度は考えずに直近試験に全力投球しよう!
実際に、私が受験した年の前期の問題は非常に難しく、明らかに落第点でした。
ですが、後期に受験した私はおかげさまで1発合格することができました。
過去問5回いっきに解いてみてわかったことは…
保育士試験の各科目の難易度は、本当に毎回違うということ。
これは、実は国家資格試験にはよくあることのようです。
試験問題と、自身の知識レベルや学んでいるテキストとの相性もあると思いますが、その人の持つ「運」もある程度関係してくるということを実感。
全科目、確実に60点以上取得を目指すためには、60点ギリギリとれるくらいの生ぬるい学習をしていてはいけませんね…。
まんべんなく70点、80点以上取れる実力をつけておくことで、運悪く、難易度が高い回にあたってしまった時でも合格を勝ち取れる可能性が高いですよね。
既に独学で保育士試験の勉強を進めている方で、苦手な科目がある、特定の科目だけどうしてもいつも合格点に届かない…という方は、1科目だけでもプロの力(通信講座など)を借りることをおすすめします。
独学は孤独との戦いで、なぜ苦手なのか、どこがいつもつまずいてしまうのかわからないまま、試験本番を迎えてしまうということもあり得ます。
1年に2回しかチャンスがない試験です。
最短で合格するためにも、苦手科目を得意に変えて安心して試験本番を迎えましょう!
通信講座は高額なイメージですが、1科目からなら数千円~1万円台です。テキストを数冊買うくらいの投資ですよ。
1科目から受講できる、科目別通信講座の情報をまとめた以下の記事をご参考くださいね↓