保育士資格を取得し、いざ就職活動または転職活動!
という時には、まず自分の強みやセールスポイントをピックアップしますよね。
保育補助の経験が豊富な方や、子育ての経験がある方は、すらすらと筆が進むことでしょう。
一方で、保育は未経験…またはかなりブランクがあって自信がない…という方の中には、履歴書にどうアピールポイントを書こうかと悩んでしまう方も多いはず!
そんな方におすすめしたいこと、それは「英語力アピール」です。
今日は、保育士資格にプラスして、あると役立つ英語系資格とスキルについてお伝えします。
【この記事を読んでもらいたい人】
- 保育士資格を取得したけど、未経験やブランクのある人
- 保育士転職中で、自分の強みが無く困っている人
- 保育士としてスキルアップしたい、活躍の場を広げたい
- 英語好き&子ども好きで、インターナショナルスクールの保育士として働きたい
東京のインターナショナルプリスクールや認可保育園で働いた経験を持つ友人と、現役のキャリアコンサルタント国家資格を持つ友人からの最新の生の情報を元に記事にしています。
そもそも保育園で英語を使う機会はあるの?求人数は多い?
日本の現状では、一般的な認定保育園では日常的に英語を使う機会はほとんどありません。
ただ、外国人保護者が多く、英語対応が求められる/重宝されるということも地域によってはあるようです。
一方で、近年増加傾向にあるのが英語に力を入れている保育施設です。
週3回~毎日一定時間の英語のレッスンがある園や、一日中英語で保育するインターナショナルスクール・プリスクールといった施設です。
英語面接ではどんなことを聞かれる?準備、対策の仕方
私自身がインターナショナルプリスクール(英語で保育をする認可外保育園)の面接を受けた時のことを少しお話したいと思います。
面接で聞かれたことは、以下の通りです。
- 過去の海外経験、職務経験
- 自己PR
- 「保育士の資質として大切な10のこと」がリストアップされた英語を読む
- そのリストの中からいくつか自分でピックアップして、なぜ大切と思うかを語る
全て英語で答えましたが、日本人英語講師の枠だったため少し英語のレベルが高い面接だったように思います。
保育士資格があれば、英語は日常会話でよいという人材を求めている園の英語面接ならば、以下のことを英語で言えるくらいに用意しておくと損はないと思います。
- 英語で1分程度の自己PR
- 海外経験があればその国と日本の比較
- 保育士として大切にしていることを2~3英語で話せるように用意
英語力は問わない、保育士資格があればOKという施設の面接ならば、英語で自己紹介くらいの練習はしておいた方がよいでしょう。
また、英語力はまだ不十分でも「外国人と話すことに慣れている」、「職場で英語のスキルを磨き続けられる自信がある」といったことを日本語でアピールするだけでも、好印象を持たれそうです。
保育士が英語を勉強するメリットと勉強しない場合の未来は?
保育士が英語を勉強するメリットについては詳しく下の記事に書きました⇊
保育士が取得しておくとよい英語の資格とレベル
TOEIC L&R,S&W/英検
求人広告には、TOEIC○○点程度などと具体的な点数を提示している広告も見かけますが、TOEICの点数を特に求めないとしている園も多いようです。
ただ、応募者が多い場合に英語力を書類上(履歴書)でアピールできると面接に進む可能性が高まりますよね。そのため、ある程度の点数を取っておくと有利+自信にもつながりますよね。
目安としては、TOEICの公式サイトに掲載されている企業の海外部門で求められる英語力=仕事で使えるを目指してしてみてはいかがでしょうか。
英検に関しては、3級までですとあまりアピールポイントにならないようです。それ以上を目指したいところです。
私のインターの同僚で英検3級を持っている保育士さんがいたけど、ネイティブの先生に「全然英語でコミュニケーションがとれない!」と怒りながら言われていた人がいたよ。
幼保英検(旧保育英検)
幼保英検は、幼児教育や保育の現場で使う英語の力が試される試験です。
幼稚園教諭・保育士の他、幼児・児童英語講師さん等が多く受験されているようです。
4級から1級までありますが、3級で「英語を使う園でのチャレンジ」、2級で「アシスタントティーチャーへの一歩、海外やインターナショナルスクールのチャレンジ」が目安レベルとなっています。
TOEICや英検のようにメジャーな試験ではありませんが、このような試験に挑戦することで、英語で保育や幼児教育がしたいと本気で思っていることアピールにもなりますし、クラスルームで使われる実践的な英語フレーズや単語が学べるため、自己研鑽にもおすすめしたいです。
詳細は以下の記事をご参考ください☟
英語ができる保育士が少ない今がチャンス!
英語ができる保育士が少ないという話はしましたが、実は近年、英語教育がさかんな保育士養成学校、短大、大学がかなり増えてきています。
また、英語教育専門の学校や大学でも、幼児や児童向けの英語教育コースが増設されています。
ひと昔と違い、小さい頃から英語を学んできた人が保育士になる可能性も十分あります。
英語ができる保育士の存在が一般的になる前に、英語を武器に就職・転職を果たし、現場で英語スキルを磨いていくことで末永く英語のできる保育士として活躍できると理想的ですね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
Thank you!